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meviy FAで製作した部品
meviy FA 板金部品
材質:SUS304(2B)
表面処理:なし
納期:3日目出荷
価格:3,700円
※価格と納期は2020年6月時点の情報です
1.治具の材料費
2.治具の製作工数
3.ワークを脱着する回数
答え:2.治具の製作工数
今回は、このヒトデ型の部品を使って製作した治具について、製作背景をくわしく聞かせていただきました!
インタビューした設計者様の担当業務:
鋳造部品や、さまざまな治具の設計、製作、設備関係の設計、保守、改造。
製品(ワーク)の表面にショットブラスト加工を行う時に使用します。360度どこからでも加工作業が可能なように組立てた保持治具です。
この治具は、製品が新しくなったタイミングで改善を兼ねて新たに製作しました。
設計から製作まで自分で行ったのですが、今回、特にこだわった点は「治具の製作工数を、いかに省くか」でした。
以前のバージョンの治具を製作した時は、「5本の丸棒を自分で溶接」してヒトデ型にしていました(図1)。それを、「板金部品」にしたことで、溶接個所が大幅に削減。
また、ヒトデ型部分の各先端についている縦方向のパイプ(図2赤枠部分)も、以前は丸棒にパイプを溶接していたため、微妙に斜めになったり、うまく溶接ができなかったりし、パイプの高さを合わせることが困難でした。
その点も、板金部品にしたことで、パイプを段付きにして先端の穴に差し込むことが可能になり、10本すべての高さ(飛出し量)を簡単に揃えられるようになりました。
この部分は今回も最後に溶接しているのですが、高さが固定された状態での溶接作業になったため、だいぶ難易度が下がりました。結果的に、以前製作した治具(図1)の時と比べて、製作工数を半分以下にすることができました。
図1. 以前製作した治具
5本の丸棒をすべて溶接
図2. 今回製作した治具
板金部品に変更
パイプを穴に差し込む仕様に変更
この治具に求められた要件は3点あり、それを満たすためにどのような設計にしたらよいか試行錯誤しました。
図2. 今回製作した治具
図3. 治具の使用イメージ
要件を満たすために以下のことを行いました。
また、不意にパイプ内にショットメディア(研磨材)が溜まってしまうと、エアブローの工数が発生してしまうことが懸念点として挙がりました。そこで、底の蓋の部分にテーパーの穴をあけることにより、溜まることを回避させました。
気をつけていることは、3つあります。
実際に使用するのは設計者では無く現場の方なので、現場の方が使うことを意識して設計しています。例えば新商品などは、つい試してみたい!と思うものの、新商品に変えることで、現場の方が使いにくくなると意味がないので、そのバランスを考えて取り入れたりしています。
弊社では見た目が綺麗だと現場の方に好評で喜ばれます。また3S(※)意欲も湧くらしいです。
※「整理(「S」eiri)」「整頓(「S」eiton)」「清掃(「S」eisou)」
コスト面や、私自身の時間(設計、加工製作)のキャパシティが限られているため、数をこなすためには必須要件だと思っています。
以下の3ステップで、お手持ちの3DCADデータを見積もりしていただけます。
今回ご紹介したコスト削減事例を参考に、形状変更でのコスト比較をぜひ試してみてください。
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手元の3DCADデータファイルを画面上のポイントまでドラッグしドロップするだけ!
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