コロナ禍で注目が高まる業務用ドローン(無人航空機)やUGV(無人地上車両)の開発から設計、組立をお一人で行っている株式会社佐竹技研様。
meviyを利用することで気づいた加工とコストの関係、仕事の進め方の変化についてお話をお伺いしました。
見積もりがすぐできる点に魅力を感じ、meviyを知ってすぐに利用したのですが、実は利用当初3Dデータをアップロード後に「加工可否のエラー」が表示され、見積もりができないことがあり戸惑いました。
meviyではアップロードされた3Dデータを瞬時に解析、見積もり前に加工が可能か自動判断します。
例えば板金部品は解析時に「曲げ加工時の干渉有無」を確認し、解析の結果、金型等へ干渉する場合は、右の図のように加工不可のエラーとパーツの干渉状態を3Dビューワーで表示します。
3Dデータを修正し再アップロードすることで、見積もりが可能になります。
※エラーの内容が「対象外形状」の場合は、設備の都合上製作できません。
エラーの詳細を確認していく中で、今まで普通だと思っていた設計が、実は職人さんの技術で何とか製作出来ていたこと、さらに加工難易度と価格が結びついていることを知り驚きました。
例えば穴の横で曲げを入れる設計。
既に加工屋さんに見積もりを取っていた部品の3Dデータを、meviyにアップロードするとエラーの表示が…。穴と曲げの距離が近すぎ破れが生じやすくなることが原因でした。絶対条件ではなかったため、距離を離す修正をしてmeviyに再アップロードしてみると、見積もりができ、かつ加工屋さんよりもコストが大幅に下がりました。
加工屋さんでは破れそうな箇所でも曲げを実現できる一方で、技術力を要する加工難易度が高い設計なのでコストがかかっていたんですね。
このような経験から、本当に必要な加工か、コストを重視するかを考えるようになりました。
職人技に頼ってでも製作したい場合は、今も加工屋さんに依頼をします。でも、出来るだけmeviyでエラーが表示されない「つくれる設計」を目指して設計をしています。なぜなら量産化時に精度で違いが出た場合、調整コストが発生するためです。
meviyの「加工可否エラー」はプレス現場を知らずに設計している方にも、勉強になると思いますよ。
見積もり・加工可否が瞬時に表示されるためmeviyを利用することで、設計変更を行うか、部品を自作するかの方針転換の決断も素早くなりましたね。
これまで3Dプリンタで部品を自作していた分も、今はまずmeviyで納期や価格を確認しています。どこで加工するかの決断を、手間やコスト、納期のバランスを考えた上でスピード感を持ってできるようになりました。
今まで3Dプリンタで自作していたが、meviyでの調達に切り替えた部品。
3Dプリンタでは強度が弱く困っていたが、そんな心配がなくなった。
meviyは「24時間365日」いつでも見積もりや注文が出来て便利です。もしかしたら、それが私にとってmeviyの最大の魅力かもしれませんね。
日中は設計以外の仕事もあるため、設計に集中できるのは夕方以降になります。急ぎの注文も加工屋さんの営業時間を考慮すると、納期に間に合わないこともあり、以前は自分で追加工をするなど手間も多かったです。
その点meviyは、3Dデータがあれば気兼ねなく「自分のタイミング」で見積もり・注文ができるので、私にピッタリでした。さらに注文書の作成や、「一週間くらい」と長く不明確な納期からも開放されました。しかも部品によっては翌日に届いているので、早くて驚くこともあります。
「バリはどの程度なのか?」
「曲げた際の横の膨らみはどのような状態なのか?」
など、実物が手元になく気になる点も多々ありました。
しかしmeviyのサンプルを入手し、加工具合を確認しながら設計することで、これまでより部品の仕上がり具合をイメージできるようになり、今でもサンプルを見ながら設計しています。
また不慣れな材質や加工をする場合は特に不安なので、今後は樹脂素材も無料サンプルに追加されると嬉しいですね。
会社名:株式会社佐竹技研
郵便番号:〒760-0054
会社住所:香川県高松市常磐町2-5-29 プレイタウンu 1-E
HPURL:https://sites.google.com/site/satakegiken/
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最短1日目で図面品を出荷する無料のWebサービスです。